ゆるりとしたORCIDの連載 その⑤ 具体的なORCID活用シーン – 他サービスから業績を取り込む –
ORCID, 2018.10.09高橋です。季節の変わり目ですね。
体力UPを目指そうと思い、NHKの「みんなで筋肉体操」にトライしてみましたが最後まで持ちませんでした。
今回は、引き続きORCIDの活用について書きたいと思います。
前回紹介した機能は新しく追加された(される)業績が対象となりますが、今回は少ない手間で過去の業績を追加する方法について紹介していきます。
可能となること
様々なサイトやデータベースで登録されている業績をご自身のORCIDレコードに追加することできます。
これにより、
①手入力しなくてよいので簡単
②誤入力を防ぐ
③情報ソースが “自分ではなく第三者”
という3つのことを実現します。
具体的な手順
ここからは具体的な手順を紹介していきます。
- ①ORCIDにログインし、画面上部の「自分のORCIDレコード(英語画面:MY ORCID RECORD)」をクリックします。
② 著作・業績(英語画面:Works)にあるメニューバー「著作・業績の追加(英語画面:Add works)」の「検索とリンク(英語画面:Search & link)」をクリックします。
③ORCIDへの業績取り込み機能を有するサイト一覧が表示されます。DataCiteやResearcherIDやScopus等から取り込めるようです。
このようにメンバー機関が提供するサービスとの連携がORCIDの魅力の1つですね。
今日はCrossRef Metadata Searchを利用して紹介したいと思います。
④連携を承認します。
⑤Crossrefに遷移し、ご自身に関連のありそうな論文の一覧が表示されています
ORCIDに追加する業績の「ADD TO ORCID」をクリックします。
⑥「ADD TO ORCID」をクリックするとCrossref側のステータスが「IN YOUR RECORD」に変わります。
⑦ORCIDに業績が追加されました。
情報ソースは「Crossref Metadata Search」になっています。
このように少ない手間で業績を追加することができました。
一括で追加する場合はBibTeXファイルをアップロードするという方法もあります。
この記事を読んでトライしようかなという方がいたら嬉しいです。
次回もよろしくお願いします。
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