ご存知ですか?① Access/Windowsを利用した会員管理の「2020年問題」
その他, 2019.08.28こんにちは。
先週末、涼しい上高地に行って標高差600mの峠を超えたりと夏満喫中の佐藤です。東京での夏の暑さも峠を超えたようで、ちょっとだけ過ごしやすくなってきました。
今回の「Access/Windowsの2020年問題」ですが、学会の会員管理・会費請求業務にAccessなどのアプリケーションをご利用されているケースが多いようなので、ご存知のかたもおられると思いますがご紹介いたします。
1.2020年にAccess 2010とWindows 7のサポートが打ち切りとなります。
来年2020年にMicrosoft社のAccess 2010とWindows 7のサポートが打ち切りとなります。また、それ以前のAccess/Windowsのバージョンについては、すでにサポートが打ち切られております。(Microsoft社公式サイトより)
これにより、このバージョンをお使いの方は様々なリスクを抱えることになります。
(Microsoft社公式サイトから引用)
サポートが終了した PC を使い続けることは、たいへん危険です。
マイクロソフトでは、製品の発売以降に発見されたプログラムの不具合やセキュリティ上の問題点 を修正するためセキュリティ更新プログラムを提供しています。
ウイルスなどの悪質なプログラムは、こうした問題点利用するため、コンピューターを安全にお使いいただくには、セキュリティ更新プログラムを定期的に適用することが重要です。
マイクロソフトの延長サポートが終了すると、このセキュリティ更新プログラムの提供が行われなくなり、セキュリティ上、たいへん危険な状態になります。
できる限りサポート期限に余裕のある、最新の PC を使うようにしてください。
学会における会員情報という大切な個人情報を保護する点から、Access/Windowsにおける最新版へのバージョンアップは避けて通れないプロセスとなりそうです。
ちなみに2019年8月現在の最新版はAccess 2019/Windows 10ですが、最近ではMicrosoft社のクラウドサービスであるOffice 365のAccessを利用される機関もあるようです。
2.学会のご担当者から、いろいろお困りとの話をお聞きしています。
私たちが学会事務局のご担当者からよく聞く話としては…
- PCやAccessなどのバージョンが古いのはわかっている。
- しかし以前の担当者が導入した仕組みでマニュアルも仕様書もなく、新しいPCへの移行方法がわからない。
- それにシステムやデータが壊れたら、と思うと怖くて移行作業が自分ではできない。
…といった話です。
最近では「長年利用していたPCが壊れて(クラッシュして)何もできなくなり、たいへん困っている」というお問い合わせをいただいたこともあります。
また、新しいPCに最新バージョンのAccessをインストールしたもののうまく動かずに、
古いPCのまま利用しているという話もお聞きします。
3.お手元のPC管理からクラウドサービスへの移行をご検討ください。
ここまでの話はAccessに限った話ではなく、FileMakerやその他のパッケージソフトでも共通した問題となります。
また最新版のAccessやWindowsにアップグレードしたとしても数年後には再び同様の問題に直面することになります。
…ということで、今後の会員管理・会費請求業務はお手元のPCではなくクラウドサービスをご利用いただくと、前述の「AccessやWindowsの定期的なバージョンアップ問題」に悩まされることもなく効果的・効率的に学会運営が進められるのではないか、と私たちは考えております。
またAccessなどでは一度構築してしまうと費用をかけて追加開発しない限りサービス機能は改善されません。クラウドサービスでは他の学会からいただいたご要望を追加費用なく反映させていただき「進化し続けるサービスとして様々なメリットが享受できる」というのも大きなポイントとなります。
ご興味がありましたら、アトラスのクラウド型会員管理サービス「SMOOSY®(スムージー)」の紹介ページを是非ともご覧ください。