ORCIDがやって来たヤァ!ヤァ!ヤァ!
ORCID, 2018.04.25こんにちは、いづいです。初めて行ったコンサートはPaul McCartneyでした。
このJournal Caféでは「ゆるりとしたORCIDの連載」でORCIDを紹介していますが、今回は特別編として、ORCIDにまつわるアトラスの最近の活動をご紹介します。
日本のORCIDメンバー機関ミーティング
4月17日、日本のORCIDメンバー機関が集まるミーティングがNIIで開催され、メンバー機関であるアトラスも参加しました。今回はORCIDの最新情報紹介だけでなく、日本のメンバー機関からORCIDの導入事例が9件も紹介され、非常に活気あるミーティングとなりました。アトラスからはSociety to ORCIDをご紹介し、京都大学様からもSociety to ORCIDの実際の利用事例のご発表があったことで、他のメンバー機関やこれからメンバーになろうとしている機関の方に興味を持っていただけたようです。
2012年にORCIDメンバー機関になってから、日本でのORCIDワークショップや昨年の第1回メンバー機関ミーティングにも参加していますが、今回は今まで一番多くの方が携わり、日本でのORCIDの導入・利用が確実に進んでいることを感じました。資料はすべて公開されているので、ORCID導入をご検討中の機関の方は是非ご覧になってください。
ORCIDの中の人とミーティング
メンバー機関ミーティングの翌日、ORCID Inc.の方からアトラスとミーティングしたいとお声がけがあり、ご来社いただきました。
来ていただいたのは、ORCID Inc.のExecutive Director(事務局長)Laurel Haakさん、Director of MembershipのMattews Buysさん、ORCIDアジア・太平洋地区ディレクターの宮入暢子さん。宮入さんは、これまでも何度か足をお運びいただきアトラスでのサービス開発にご協力いただいています。
ミーティングでは、Society to ORCIDの実際の動きを見ていただきました。海外含め数多くのORCIDサービスを見ているMattさんから「ベストソリューションです!日本以外の機関にも使ってほしい。」とお褒めいただきました。本家からお墨付きをいただけてとても嬉しかったです。Society to ORCIDは重厚・多機能なサービスではないのですが、シンプルでライトゆえ、ORCIDメンバー機関になった学協会や大学などの研究機関にとって、ORCIDを導入した恩恵を手軽に受けやすいところが評価されたのだと思います。Society to ORCIDの仕組みは、開発者ブログでもご紹介しているので、ご興味ある方はご参考ください。
また、ORCIDとアトラスの関係についても話しました。アトラスは他のメンバー機関と異なり、研究者を擁する機関でもなく、コンテンツを発行する出版社でもない、少し特殊なメンバー機関だったのですが、今後はORCIDのサービスを提供するプロバイダーという位置づけになります。ORCIDの将来のロードマップも踏まえ、アトラスがサービスプロバイダーとしてどのように携わっていけるか、有意義に議論できた時間でした。
アトラスのコーポレートカラー萌黄色はORCIDのイメージカラーと同じで、これも何かの縁だと感じています。ORCIDの活動を通じて、これからも日本の学術コミュニケーションを一歩先へ進められるよう貢献していきます。